アーチェリー世界歴代2位タイの記録とは?
私はアーチェリーで世界歴代2位タイの記録を持っています。
かなりすごい記録で、すごすぎて語られることも少ない記録です。
その記録とは、生涯の引き戻し回数の少なさです!
引き戻しとは、試合や練習で射つために弓を引いたものの、射つのをやめて引き戻すことです。
よって、矢をセットしての素引きは入りません。
その引き戻しが、私は生涯で1回だけなのです!
世界歴代1位は0回で、2位の1回が世界に何人いるかわかりませんが、何人いても世界歴代2位タイということです!
その1回は、甲西アーチェリー場での初練習でした。
2019年7月で、当時はこんな感じでした。
初練習は土山室内運動場で、引き戻しはしませんでした。
2回目の練習の途中で何があったか覚えていませんが、引き戻しました。
その時、指をトリガーから外さずに引き戻し始め、途中で指がトリガーに触れて発射してしまったのです。
コンパウンド初心者あるあるですね。
畳に刺さったので良かったですが、変な所に射ったらマズイのでゾッとしました。
練習量が少ないこともあり、変なことを避けるためにも「もう二度と引き戻しはしないぞ!!」と誓いました。
最大の試練は、数日後の県体で起こりました。
今でもはっきり覚えているのですが、この日は猛暑でした。
まだ4回しか練習していないので、力任せのバラバラなフォームです。
暑さと初試合の緊張感もあり、1エンドに1、2回はレストから矢が落ちました。
さらに、何度も汗が目に入りましたが、落ちるたびに指で矢を持ち上げてセットしていました。
そんな中、なんと手首まで矢が落ちました!
指で上げることができず、さすがに引き戻そうかと思いましたが、決めたことは守り通さなければなりません!
弓を上下に振りながら少しずつ強引に矢を押し上げて、何とか事なきを得たのです。
この様子を見た人がいたら、何をやっているのかと思ったことでしょう。
その1年後…
記録を狙いに行った試合で、なぜか射つたびにピープが45度ほど回転しました。
練習では大丈夫だったので、おそらく気温の関係でしょう。
仕方なく、矢をセットする前後にピープの位置を直す手順が入りました。
それを忘れると、ピープが縦長に見えて狙いにくくなりますが、そのまま射つしかありません。
一度、猫が爪で引っ掻いたくらいの見え方になりました。
幅が10分の1くらいで的らしきものが何とか見えるレベルでしたが、そのまま射ちました。
おそらく、真っ暗で何も見えなくても、勘で射っていたと思います。
この試合では数点くらい損したかもしれませんが、気になりません。
それくらい、この記録にはこだわりがあるのです!!
この試合の目標は、その年の全日出場ラインの記録を出すことでしたが、8点足りませんでした…
振り返りが少し長くなりましたが、こうした試練を何度も乗り越えて、世界歴代2位タイの記録を保持しているのです。
試合、練習、コンパウンド、ベアボウ合わせて、今まで5,000本は射っていると思います。
世界歴代1位は、たとえば昨日からアーチェリーを始めた人になるでしょうが、これくらい射って引き戻しが1回というのは、もしかしたら他に存在しないかもしれません。
そうであれば、特別天然記念物など比べ物にならないくらい珍しい存在ですね。
今後も試練が訪れるかもしれませんが、この世界歴代2位タイの記録を死守し続けます!